薬剤師・杉本 忠嗣が考える薬と体、世界情勢のこと(ブログ)
迷走したコロナの科学(338):なぜ第5波は収束したのか?
2021-11-20
新型コロナウイルスの国内感染者数は8月半ば以降、大きな波が引くように一気に減った。「ゼロ・コロナ」に近づく激減ぶりに海外メディアも好奇の目を向けた。ドイツのノーベル賞学者アイゲン氏が半世紀前に唱えた「ウイルスの過剰な変異ゆえの自滅」説も注目された。
コロナのウイルスはRNA(リボ核酸)を遺伝子とする生命体だ。DNAと違って「進化」の過程で生じる遺伝情報のコピー(複製)エラーの修復が難しい。子孫を絶やさないよう変異を繰り返すしかないが、その都度、膨大なエラーが起き、生存に必須の遺伝情報が壊れるリスクも増す。そんなウイルスの性質に基づいた考え方が一石を投じた。
なんだか、「自滅(自死)説」信憑性を帯びてきた!!