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朝陽薬局と静岡市清水区「話題」からお知らせ

2024年10/1~先発品[長期収載品]を希望される方は「選定療養」が適用され、別途自己負担が生じます(8)●私見を投稿も没(涙)
2025-07-12
小児医療など、薬局で支払いの無いご家族にも先発希望で▲差額が生じます!
日経(2025年3/14)
日経(2025年1/30)
日経(2024年9/20)
10/1~新処方せん様式
更に10/1~先発品[長期収載品]を希望される方全員に「選定療養」が適用されます。
日経 私見卓見
kaisetsu@nex.nikkei.com

10/1~保険給付以外に、患者さん自己負担増となる選定療養が薬局でも始まりました。
入院時の差額ベッド代や大病院への紹介状なし受診に準じた取扱となっております。
2ヵ月が経過した段階で、自分なりに現状と問題点が気になりましたので投稿いたします。
ご存じの通り、後発GE薬のある先発品[長期収載品]を希望される場合、薬価差の1/4+消費税分を負担する制度です。
当初、新聞等でも薬価差250円の場合とか例示されましたが、実際に選定療養で患者さんから追加負担を強いる場合、
高額薬は滅多になく、50円以下の安価な薬剤が対象になっていると感じます。
・内服処方の場合、薬価差が点数換算[最低1点10円]となりますので、処方日数に順じ30日なら330円。
・頓服薬の場合、全薬価差+消費税となりますので、その負担は、極めて軽減されます。
医師の処方が同じ薬であっても、内服>頓服 と負担が増します。
ここで問題なのは、例えば薬価差が0.2円の薬[5.9円と5.7円]でも、11円[83.3円と70.5円]の薬でも30日なら330円なります。
・外用薬で薬価差が少ない場合は、長期収載品を選んでも、大した負担増ではありません。
NSAIDs貼付剤のケトプロフェンテープ40mgの場合、先発品63枚で55円のみです。

薬局での選定療養導入に際し、十分な準備期間を得たのでしょうが・・・
現場に立っていて納得できない矛盾を感じております。
更に、対象となった1096品目は、厳正な薬価調査結果に基づいた長期収載品でもあっても意外な対象外の品目があり、
不公平感が残ります。
結局の所、安いGE薬を使用しなければ、差額を徴収するとの懲罰的な制度のようにも感じます。
本来の制度導入目的は、増加の一途である医療(医薬品)費の抑制でありますが、
既に80%を超えた後発品使用割合からしても
患者負担は増加したにも関わらず、社保財政への貢献は極めて少ないのではないか?
そう拝察し、是非2026年度診療報酬改定時までに財政検証をお願いいたいと考えます。

〒424-0948
静岡市清水区梅田町10-19
杉本忠嗣 64歳
株式会社 朝陽薬局経営
薬剤師
TEL.054-352-6891






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